アフリカ
水平線が語るもの、風が運ぶもの
水平線を越えて
アフリカの旅は、遠くまで続く線を見る旅だ。サバンナの向こうに何があるか。空と大地の境目が、夕暮れに溶けていく様子。人間の営みが、土地の大きさに飲み込まれていくような感覚。
風と光のあいだ
アフリカの大地は、風が主役だ。サバンナの風は、草を一方向に倒し、砂漠の風は、砂の形を毎日変える。光が当たる場所と当たらない場所の温度差が、風を生む。
水平線を見つめていると、時間が止まっているように感じる。遠くに何かがあるようで、実際には何もない。空と大地の境目だけが、静かに続いている。
アフリカで見た光は、ヨーロッパの光とは全く違う質を持っていた。より遠くまで届き、影をより深く落とす。